日本赤十字社岩手県支部

「ノルディックウォーキングとお茶っこの会」~5月の仮設団地訪問~

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 5月の連休も終わった沿岸各地は、新緑の色もだいぶ深まり、内陸より一足早い初夏の薫りを感じさせる季節になっていました。

 日本赤十字社岩手県支部では、未だ仮設住宅での生活を余儀なくされている方々へのこころと身体の健康支援として、生活不活発病予防や気分転換、住民の方々同士の交流の機会を兼ねて、ノルディックウォーキングとお茶会の訪問活動を継続しております。

山田町 織笠(町民グラウンド)仮設団地 平成29年5月12日(金)

 

 

 

 

 

 

 

 仮設団地のすぐ隣にある山田中学校の校庭では、週末にある運動会の練習が行われており、子供たちの声で賑わっていました。子供たちに負けていられないと、元気な声に背中を押されてのノルディックウォーキングとなりました。

 お茶っこ会では、ポケットティッシュケースのデコレーションを行いました。小さく可愛らしいパーツは、女性陣にはもちろんのこと、凝り性の男性がたの琴線にも触れるようで、女性陣に負けない可愛らしい作品を作り上げていらっしゃいました。

山田町 船越(青少年の家)仮設団地 平成29年5月12日(金)

 

 

 

 

 

 

 

 ほとんどの方が仮設住宅から転出されていますが、ノルディックウォーキングとお茶会を楽しみに楽しみに集まってくださいました。久しぶりの再会を懐かしむ声が聞かれ、仮設住宅を出られた方々が仮設住宅に戻ってきて旧交を温めるきっかけとなっているようでした。中には、自分の仮設の前に植えて毎年楽しみにしていた山野草を、ちょうどいい機会だからと移転先の自宅に持ち帰る方もいらっしゃいました。

釜石市 平田第2仮設団地 平成29年5月17日(金)

 

 

 

 

 

 

 

 尾崎半島での林野火災からひと月後の訪問でした。平田仮設の敷地内にある旧釜石商業高校体育館が避難所となりましたが、参加者の方からは、自分たちも被災して仮設にいるけど、ああして避難してくる人たちを見ると気の毒になるとの声が聞かれました。避難指示となった尾崎白浜や佐須地区も津波被害の甚大であった地域であり、ようやく公営住宅に入った人や家を再建したばかりの人に被害がなくてよかったと話されていました。

 お茶っこ会では、革の名入りキーホルダーづくりを行いました。ご自分のノルディックウォーキングポールや身の回りのものに付けて役立てていただければと思います。

釜石市 甲子町第2仮設団地 平成29年5月17日(金)

 

 

 

 

 

 

 

 集約先となっているこちらの仮設でも、近頃は訪問のたびにこれまで参加いただいていた方の転居の報を耳にするようになりました。応援職員の方の新規入居が多くなっているそうですが、日中は仕事に出られているため、なかなか交流の機会がないというお声も耳にします。応援職員・派遣職員の方やほかの仮設から転入された方にも、お時間のあるときにご参加いただき、住民交流の場としていただければと思います。

陸前高田市 川内(米崎小学校)仮設団地 平成29年5月26日(金)

 

 

 

 

 

 

 

 米崎小学校校庭の仮設住宅がこの8月末で撤去となることが決定し、米崎小学校への訪問は今回で最後になるということで、多くの方にご参加いただきました。すでに仮設住宅から転出された方にも多くご参加いただきました。

 今後は、旧米崎中学校の神田仮設に会場を移しての開催となります。これまでも神田仮設からご参加いただいていた方や、川内仮設の撤去後に神田仮設に移られる方もいらっしゃいますが、会場が移ることでこれまでご参加の機会がなかった方にもご参加いただき、より住民交流の幅を広げていただければと思います。

陸前高田市 滝の里仮設団地 平成29年5月26日(金)

 

 

 

 

 

 

 

 この日は昼から雨脚が強まり、残念ながらこちらでは外歩きはできませんでした。ここの集会所はとても広いので、ポールを持ってきていただいて室内でのストレッチを行いました。2本のポールの補助があることで、高齢者の方でも不安なくより効果的なストレッチをすることができます。

 お茶っこ会では、こちらも革の名入りキーホルダーづくり行いました。ノルディックウォーキングポール以外にも、あれに付けたい付けたいと、思い思いの使い方をイメージしながら製作を楽しんでいただけました。

宮古市 愛宕公園(中里)仮設団地 平成29年5月31日(水)

 

 

 

 

 

 

 

 こちらの仮設も、転出された方も多くご参加いただいている仮設です。公営住宅から30分かけていらっしゃる方もいて、元気な高齢者の方が多く驚かされます。やはり仮設住宅から転出された方々が仮設に戻ってくる機会はなかなかないようで、旧交を温めるいいきっかけになっているようでした。

 お茶っこ会では、革の名入りキーホルダーづくりを行いました。この日は曇りでしたが、室内でも蒸し暑さを感じるほどの気温となりました。本格的に暑くなる前のこういった時期にも熱中症の危険性があること、屋内で過ごしていても意識的に水分補給をすることの必要性などお話しさせていただきました。

宮古市 グリーンピア三陸みやこ仮設団地 平成29年5月31日(水)

 

 

 

 

 

 

 

 田老では日差しもあり、深緑のグリーンピア内を目いっぱい歩きました。冬の間は降雪も多く短縮したコースでノルディックウォーキングを行っていたので、この日は久しぶりに広い敷地内をたっぷり歩くことができました。

 田老でもすでに転居された方にも多くご参加いただいていますが、かつての住まいの近くを見ると、住んでいたころは仮設暮らしが長いと思っていたけれど、出てみると遠い昔のように感じて懐かしく思えるという声も聞かれました。長期に及んだ仮設暮らしを、そこで生まれた人と人とのつながりや新しい楽しみを支えにみなさん乗り越えてこられたのだと思います。

 仮設住宅での暮らしが続く方、仮設住宅から出られた方の交流の場としても、今後もノルディックウォーキングとお茶っこの会にご参加いただければと思います。

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